今日は、近藤史恵さんの『歌舞伎座の怪紳士』です。歌舞伎好きの近藤さんならではの、ミステリーです。勤めていた会社で理不尽な思いをして働けなくなった主人公が、祖母に頼まれてお芝居を見に行くうちにその楽しさに目覚め、そして少しずつ前を向けるようになる物語です。一度は歌舞伎を見たいものです。

今日は、近藤史恵さんの『歌舞伎座の怪紳士』です。歌舞伎好きの近藤さんならではの、ミステリーです。勤めていた会社で理不尽な思いをして働けなくなった主人公が、祖母に頼まれてお芝居を見に行くうちにその楽しさに目覚め、そして少しずつ前を向けるようになる物語です。一度は歌舞伎を見たいものです。
今日は、近藤史恵さんの『ホテル・カイザリン』です。短編集です。帯に〈気高く孤高な小説群。これが、近藤史恵。〉とあります。まさしく。怖いのやら、心がざわざわするのやら。
今日は、近藤史恵さんの『さいごの毛布』です。人前に出るのが苦手で、就職もうまくいかず、弁当工場でアルバイトしていたところ、友人に紹介されて老犬ホームに住み込みで働くことになった女性の物語です。犬好き(愛犬家ではない)としては、ちょっと心が痛むお話です。でもすべての犬が幸せなさいごを迎えてほしいです。
今日は、近藤史恵さんの『たまごの旅人』です。子供の頃からの夢を叶え海外旅行の添乗員になった主人公、遥さん。しかし、わがままなお客さんに振り回されてばかり。遥さんも派遣社員です。
〈少子化が大変だと言いつつ、母親にだけ育児を担わせることをやめようとはしない。保育士の給料を上げることもしない。若者が不安定な働き方と安い収入に耐えていることも、知らんふりを続けている。〉ホントにそう。
今日は、近藤史恵さんの『みかんとひよどり』です。腕はあるのにうまくいかないフレンチのシェフが、山で出会った猟師に接するうちに、未来が見えてくる物語です。
近藤さんの描かれる物語にはいつも、なにかしら気づかされることが出てきます。〈命から、適切に管理された肉になるまでに、多数の工程がある。ぼくをはじめ、多くの人はそのことをすっかり忘れて生きている。〉忘れているというより、見たくない、のですね私は。心します。
表紙もステキです。
今日は、近藤史恵さんの『風待荘へようこそ』です。“ほっこり”とは少し角度が違いますが、生きにくい世の中で女性に限らず誰しも、好きに生きていいんですよ、という物語です。舞台が京都というのも良かった。住んでたことあるので。そこはなんだか、ほっこり。
今日は、近藤史恵さんの『山の上の家事学校』です。世の多くの男性に読んでほしい!読んでも主人公のように変われる人はそういないだろうけど。だけど。わが夫にも。まー、変わらないだろう。(悲)
〈家事とは、やらなければ生活の質が下がったり、健康状態や社会生活に少しずつ問題が出たりするのに、賃金が発生しない仕事、すべてのことを言います。多くが自分自身や家族が快適で健康に生きるための手助けをすることで、しかし、賃金の発生する労働と比べて、軽視されやすい傾向があります〉家事学校の花村校長の言葉です。
今日は、近藤史恵さんの『スーツケースの半分は』です。4人のお友達のそれぞれの旅が、オムニバスで描かれています。近藤さんの旅物語はいつも楽しみです。本当に旅した気分になるし、旅に出たくなります。同じスーツケースでそれぞれが旅するなんて、ちょっとステキ。どこから出現したのかも途中で明らかになって、面白いです。
今日は、近藤史恵さんの『ときどき旅に出るカフェ』と続編『それでも旅に出るカフェ』です。
美味しそうなものがたくさん出てきます。店主が世界を旅して、気に入ったものを出しています。ほとんど聞いたこともないので、読みながら、ググり、食べた気になりながら。店主はさながらたくさん旅をしている近藤さんのようです。
〈店主、円の言葉「いいですよね。ひとり旅。解放感があって、少し心細くて、寂しくて」〉私はひとり旅まだ2回ですが、すごくよくわかります。
今日は、近藤史恵さんの『シャルロットの憂鬱』と『シャルロットのアルバイト』です。元警察犬のシェパードとともに日常の謎を解くコージーミステリーです。
私も以前ラブラドールを飼っていたので、大型犬が登場する物語は大好きです。大型犬は小型犬に吠えられると、おどおどするんです。飼ってない人にはなかなか理解されませんでしたね。とはいえ、私もシェパードに遭遇したら、一瞬身構えますね。(笑) 凛々しいからかな。でもこの物語を読むと、とっても可愛いのです。