昨日測定した漏れ電流についてもう少し考察。
漏れ電流Ioは静電容量分漏れ電流Iocと抵抗分漏れ電流Iorの合成成分のようです。
静電容量分漏れ電流Ioc(アイゼロシー)は対地静電容量は配線と対地のコンデンサ
によるもので、漏れが多いと高調波成分が多いということで、機器への影響があるようです。
一方、抵抗分漏れ電流Ior(アイゼロアール)は機器や配線の劣化によるもので、放置すると
火災や感電事故の原因になるようです。
Iorは専用の測定器で測定できるようですが、残念ながらわたしはまだ測定器をみたことも
つかったこともありません。 Ioが多い時はこの測定器で、原因調査をするようです。
ちなみに、三相スター結線ではIocは平衡しているので、Io=Iorのようです。