変圧器(トランス)の巻線種類について

変圧器の巻線のことをマグネットワイヤーと呼ぶようです。 自動車部品でもソレノイドなどにマグネットワイヤーは使われており、エナメル線と呼んでいました。

過去にクレーム調査で電線メーカに出張したことがありますが、なかなか昔ながらの工程だった記憶があります。 特にエナメル線にピンホールはつきもので、ピンホールの検査のしかたや、判定基準を教えてもらったことがあります。

で、変圧器のマグネットワイヤですが主にポリウレタン銅線(UEW)が使われているそうです。耐熱温度はクラスE種で120℃だそうです。

変圧器コイルの許容温度が80~120℃くらいのようですので、恐らくもう少しグレードの高いワイヤを使用しているかもしれません。 そのうち、トランス全装置の製番を調査して一覧表を作りたいと思います。

ちなみに、自動車用はポリアミドイミド銅線(AIW)を使用していました。 耐熱温度はクラスN種で220℃です。 ということで、使用環境等も異なりますが、自動車の部品って本当に、信頼性の高い部品や材料を使っていることを思い知らされましたね。

変圧器(トランス)

変圧器について、大きく分けて油入変圧器とモールド変圧器に分けられる。

要するに、変圧器の冷却が油冷却によるものか、空冷によるものかの違いとの理解。

項目モールド変圧器油入変圧器   
 メリット・消火設備不要
・油管理不要
・コスト小
・静音
・過渡性能に優れる
 デメリット・屋内での管理
・コスト大
・消火設備の検討
・油の管理必要
・設備が大きい

メリット・デメリットをまとめると上表のとおり

全熱交換機

今週、来週と全熱交換機の点検を実施中。

この機械、非常にやっかいな構造でフィルター清掃や点検は無茶苦茶やりずらい。

これだけ手間をかけてどれだけの効果があるのか?いまいち不明。 密閉された場所はしかたないとして、常にドアを開閉している事務所なんかにどれだけの効果があるのか?

新品では効果あるかもしれないが劣化した設備で使用していてどれだけの効果があるのかはなはだ疑問な設備。 メーカの宣伝に踊らされていないか? 効果の確認をだれかしているのか?

PDCAがまわっていない典型ではないかと思う今日この頃です。

発電機点検 2回目

今日は発電機点検の2回目です。前回は初めてだったので、あまり覚えていないのですが、なんとか発電機8台すべて点検完了しました。

発電機は点検はいろいろややこしくて、電気事業法、消防法、建基法とさまざまな規則があり、点検の有資格者の定義がいまいち不明なところあり。 最近では内燃機関発電機技術者みたいな専門資格もありさらにややこしくなっている。

点検の手順は月次は無負荷試験なので、始動前の外観、オイル、冷却水、燃料、バッテリのチェック。

始動後は始動時間、他の運転時点検項目を記録して終了します。

現在の出力は45kVAから150kVAなので比較的小型ですが、なにせ台数が多いので移動時間も含め手間がかかります。

外注したらいくら掛かるのか? 興味あります

パルス式水道メータ

日々の水道メータ読み取りがあるのですが、メータがパルス式水道メータでパルスカウンターで遠隔で読み取るのですが、パルスメータの液晶が劣化して数値が読みづらく何とかしたい。

youtubeとかでは、偏光板を取り換えると見やすくなるような方法が掲載されていますが、なかなか液晶だけを脱着するのは難しそうなので断念。 

新しくパルスカウンターを購入する方向で進めている。でも同じ型式のものは製造中止になっており、よく似た型式のものを手配依頼しました。

これで、治らなかったらちょっとやばいかもしれないのですが、まあやってみよう!

停電作業

今日は休日ですが、エアコン電源工事のため停電作業実施と配線工事立ち合いを行いました。

初めての経験ですので、先輩主任技術者立ち合いのもと無事作業は終了。手順は以下の通り

1. 一部設備停電するので機械警備をしているSECOMさんに連絡

2. 作業開始前の打ち合わせ

3. 停電作業開始

  -1. メインのVCBを自動→手動に切り替え

  -2. 当該のサブ VCBを自動→手動に切り替え

  -3. サブVCBを停止 →サブVCBを引き出す

  -4. 当該動力盤の電圧ゼロを確認→配線作業開始

4. 復電作業開始

  -1. サブVCBを元の位置に押し込む

  -2. サブVCBを停止→通電に切り替え→電圧復帰を確認

  -3. メインVCBを手動→自動に切り替え

5. 新規配線の電圧、検相チェック

6. エアコン試運転

終了です。 VCB操作は初めてなのでドキドキしましたが、停電も復電も問題なく実施できたので一安心。 次回からは1人でやらなければならない。

本来ならばサブVCBより下流側の分電盤スイッチもOFFにしなければならないが、休日でもありほとんど電流ながれていないので今回は全員合意のもと省略。

ちょっとだけ成長を感じた一日でした。 ちなみに検電器購入は正解でした。

ELCB トリップ

ELCB (Earth Leakage Circuit Breaker) は漏電遮断器です。

昨日、遅番での帰り際に、構内街灯が点灯していませんでした。

今日の朝、上長に報告して、先輩が巡回点検で分電盤を確認してくれて

ELCBがトリップしているとの報告を受ける。 先輩とともに調査にいき

すでにELCBが再投入されていたためトリップ状態は確認できませんでしたが

電灯スイッチを手動にすると1か所を除きすべて点灯。当該電球を確認すると

LEDの外側が破損。玉切れと判断して、新品に交換するも点灯せず?

絶縁計測するも若干低いが問題ないレベル。 なぜ点灯しない?と悩んでいると

長老先輩が登場して、ここは自動点滅器を連動しているよ!となにげなく助言。

自動点滅器を手動ONにすると無事点灯を確認。 なんでこんなシステムなの?

と不満顔するも「昔からこうなんです」の一言。 やむなし

まあ一見落着したので良しとする。 ここでの学習は、ELCBトリップした場合は

漏電か?過電流か?見分ける必要があります。漏電の場合は黄色のボタンも一緒に飛び出している。過電流の場合は黄色のボタンは飛び出さないようです。 

大変勉強になりました!

MDFとEPS

MDFはMian Distribution Frame(主配線盤)。 集合住宅、ビルなので通信回線をすべて収納して集中的に管理する集線装置のこと。

EPSはErectric Pipe Shaft/Space(電気配線シャフト)。 ビルなどの共用部に設けられる空間で、電気や通信などの配線や配管を通すための各階を貫く縦穴のこと。

図面をみていると、これらの言葉(記号)がでてきますので気になっていました。

ジムニー君 4回目の車検

9年を迎える愛車のジムニー(JB23W)の車検を6/1に受けました。

ヘッドライトをLEDに変えたのでちょっと心配でしたが無事合格。

通常車検メニューに加え、ファンベルト交換、エアコンガスチャージ、フロントガラス撥水処理をおこなって

約11万円の出費。 車検から戻ってきて、ファンベルトのキュルキュル音が少し気になったが

そのうちなじむのではないでしょうか?様子見とします。

累計約64000km、最近通勤で使っているのでまだまだ現役で頑張ってもらいたい!

漏れ電流 Ioについて

昨日測定した漏れ電流についてもう少し考察。

漏れ電流Ioは静電容量分漏れ電流Iocと抵抗分漏れ電流Iorの合成成分のようです。

静電容量分漏れ電流Ioc(アイゼロシー)は対地静電容量は配線と対地のコンデンサ

によるもので、漏れが多いと高調波成分が多いということで、機器への影響があるようです。

一方、抵抗分漏れ電流Ior(アイゼロアール)は機器や配線の劣化によるもので、放置すると

火災や感電事故の原因になるようです。

Iorは専用の測定器で測定できるようですが、残念ながらわたしはまだ測定器をみたことも

つかったこともありません。 Ioが多い時はこの測定器で、原因調査をするようです。

ちなみに、三相スター結線ではIocは平衡しているので、Io=Iorのようです。