変圧器の巻線のことをマグネットワイヤーと呼ぶようです。 自動車部品でもソレノイドなどにマグネットワイヤーは使われており、エナメル線と呼んでいました。
過去にクレーム調査で電線メーカに出張したことがありますが、なかなか昔ながらの工程だった記憶があります。 特にエナメル線にピンホールはつきもので、ピンホールの検査のしかたや、判定基準を教えてもらったことがあります。
で、変圧器のマグネットワイヤですが主にポリウレタン銅線(UEW)が使われているそうです。耐熱温度はクラスE種で120℃だそうです。
変圧器コイルの許容温度が80~120℃くらいのようですので、恐らくもう少しグレードの高いワイヤを使用しているかもしれません。 そのうち、トランス全装置の製番を調査して一覧表を作りたいと思います。
ちなみに、自動車用はポリアミドイミド銅線(AIW)を使用していました。 耐熱温度はクラスN種で220℃です。 ということで、使用環境等も異なりますが、自動車の部品って本当に、信頼性の高い部品や材料を使っていることを思い知らされましたね。