今日は、近藤史恵さんの『シャルロットの憂鬱』と『シャルロットのアルバイト』です。元警察犬のシェパードとともに日常の謎を解くコージーミステリーです。
私も以前ラブラドールを飼っていたので、大型犬が登場する物語は大好きです。大型犬は小型犬に吠えられると、おどおどするんです。飼ってない人にはなかなか理解されませんでしたね。とはいえ、私もシェパードに遭遇したら、一瞬身構えますね。(笑) 凛々しいからかな。でもこの物語を読むと、とっても可愛いのです。
今日は、近藤史恵さんの『シャルロットの憂鬱』と『シャルロットのアルバイト』です。元警察犬のシェパードとともに日常の謎を解くコージーミステリーです。
私も以前ラブラドールを飼っていたので、大型犬が登場する物語は大好きです。大型犬は小型犬に吠えられると、おどおどするんです。飼ってない人にはなかなか理解されませんでしたね。とはいえ、私もシェパードに遭遇したら、一瞬身構えますね。(笑) 凛々しいからかな。でもこの物語を読むと、とっても可愛いのです。
今日は、ハートフル・ミステリー傑作選『あなたに謎と幸福を』です。好きな作家さんだらけのアンソロジーです。
近藤史恵さんの『割り切れないチョコレート』は、パ・マルシリーズで読んでいるのでおいといて、良かったのは宮部みゆきさんの『ドルネシアへようこそ』でした。速記者を目指す青年と駅の伝言板という組み合わせ。どちらも懐かしい響きです。いや、速記者はまだ現役でいらっしゃるでしょうが、国会の参院でも今後廃止されるようですね。若ーい頃、興味を持ったことがありますよ。ほほほ。
今日は、瀬尾まいこさんの『傑作はまだ』です。
引きこもりの作家の元に、養育費は払っていたけど一度も会ったことがない息子が転がりこんできます。なんだか設定が面白くて、この息子がまたイイ奴で、最上のほっこりです。
今日は、乃南アサさんの『鎖』です。大好きな作家さんの大好きな作品です。
何度も何度も読んでいます。最近は、ほっこりするものか美味しいモノが出てくるものを読むことが多いですが、これはクライムサスペンスというのだそうで、ドキドキ、ハラハラしまくりです。心も痛みます。
主人公の警察官、音道貴子が犯罪に巻き込まれて拉致されてしまいます。そのことが発覚する直前の滝沢さんのセリフ、「そんな奴じゃ、ないですよ」、これを聞きたくて読みます。『鎖』の前に出版された『凍える牙』のときの相棒である滝沢さんの言葉。ここでまず、泣く。
ここからがスゴイ。そんな簡単に解決しません。警察の地道な捜査を細かくこれでもかというほど丁寧に描かれています。
そしてクライマックス。貴子が「星野!」と叫ぶところで、号泣です。何度読んでもココ、号泣です。素晴らしいです。
だいぶ擦り切れてます。愛着の度合いがわかります。(笑)
今日は、小路幸也さんの『三兄弟の僕らは』です。
あらすじとしては、両親を事故で一度に亡くし、父親の隠し子が発覚・・・というなかなかハードなお話なんです。ですが、そこは小路幸也さんです。こんなにほっこりさせる?(笑)
そのギャップが小路幸也さんの魅力です。
今日は、三浦しをんさんの『舟を編む』です。本屋大賞受賞作で映画化もされ、ドラマ化もされましたね。見てないんですけど。
お仕事小説大好きなんですけど、これは全く知らない世界でした。辞書を作る編集部の物語です。辞書は学生のときはお世話になりましたが、ネットで調べるようになってからは遠くなりました。社会には人知れず努力や研究をされている方々がたくさんいらっしゃいますね。新たに辞書を作るということがこんなに長い年月と細かな作業が必要だとは、この物語を読まなければ一生知ることはなかったように思います。気が遠くなるようなお仕事です。良かったです。
今日は、東野圭吾さんの『ガリレオvs.メタルの魔術師』です。読んでないかも?と思って借りましたが、ジュニア版でした。忘れているストーリーもあったので良かったです。
表紙からして、若い方向けに編集された作品ですね。(笑) 私の中では、というより読者の中ではもう完全に、ガリレオは福山雅治さんですね!
今日は、原田ひ香さんの『喫茶おじさん』です。妻に出ていかれ、無職なのに喫茶店を何軒もはしごする会社を早期退職したおじさんのお話です。
妻にも娘にも友人にも元従業員にも、「自分のこと、本当にわかってないのねぇ」と言われます。そんなに言われるのですから、最後には、やっとわかった!これからは気持ちを入れ替える!となると思いきや、なんだかのんびり終わります。ちょっと、いやだいぶマイペースな主人公ではありますが、離婚したい妻の言い分ももう少し聞いてみたかったです。
ともかく純喫茶めぐりが趣味ですから、美味しい飲み物と美味しそうな食べ物がたっくさん出てきます。
今日は、東野圭吾さんの『夢幻花』です。東野圭吾さんの作品で一番好きな小説です。
いとこが事故死し祖父が殺された女子大生と、家族に違和感を抱く大学院生が謎を解いてゆく極上のミステリです。黄色いアサガオの秘密も追いかけます。
でも私が何度も読み返すのは、「世の中には負の遺産というのもあるのよ、(中略)それが頬放っておけば消えてなくなるものなら、そのままにしておけばいい。でもそうならないなら、誰かが引き受けなければいけないでしょ?」という主人公の初恋の人のセリフです。主人公の大学院生は原子力の研究をしていましたが、東日本大震災が起き進路に悩みます。しかし初恋の人の言葉を聞いて彼も負の遺産を引き受ける覚悟をします。私も当時北関東に住んでいましたので他人事ではありませんでした。私はどちらかと言えば原発に反対ですが、続けるにしても廃炉にするにしても、関わり続ける人たちは要るのだということを気づかされました。
今日は、坂木司さんの『和菓子のアン』です。主人公のアンちゃんがとっても可愛いんです。和菓子屋のアルバイトで、食べることが大好きなぽっちゃりさん。周りのひとたちに愛されてて、ほっぺをムニムニされたりします。デパ地下にあるお店なのでデパート情報も満載。身近な謎を解いていきます。続く『アンと青春』では少し成長したアンちゃんが描かれています。
アンシリーズを読むと、絶対和菓子が食べたくななります。それも上生菓子。奥が深いですねー、和菓子は。でもなかなか上生菓子を売っているお店が近くにないんです。1個とか買えるのかしら。