ついに、来た?

今日は、またまた群ようこさんの『ついに、来た?』です。ついに来た?何が。…認知症が?です。面白くて、ちょっと切ない短編集です。切ないのは、明日は我が身…だから。(笑)

神様からひと言

今日は、荻原浩さんの『神様からひと言』です。お仕事物語ですかね。途中入社で食品会社に入ったものの、トラブルを起こし「お客様相談室」に。いやいやクレーム処理は大変です。クレームを入れるお客さんの対応も大変ですが、もっと大変なのが、社内のあれやこれや。サラリーマン奮闘物語です。爽快です。

さいごの毛布

今日は、近藤史恵さんの『さいごの毛布』です。人前に出るのが苦手で、就職もうまくいかず、弁当工場でアルバイトしていたところ、友人に紹介されて老犬ホームに住み込みで働くことになった女性の物語です。犬好き(愛犬家ではない)としては、ちょっと心が痛むお話です。でもすべての犬が幸せなさいごを迎えてほしいです。

夫妻集

今日は、小野寺史宜さんの『夫妻集』です。4組の夫婦が、それぞれ危機をどう乗り越えるか。新婚さんから熟年まで、いろんな危機を迎え、そして答えを出していきます。夫婦とは別にある小説家が出てきて、物語の中にさらに小説家が描く物語があったりして、斬新です。お決まりの(?)、小野寺さんならではの楽しみも。今回は“蜜葉ビール”と“春行”です。楽しいなぁ。嬉しいなぁ。

3時のアッコちゃん 幹事のアッコちゃん

今日は、柚木麻子さんの『3時のアッコちゃん』『幹事のアッコちゃん』です。ランチのアッコちゃんシリーズです。大きくておかっぱ頭のアッコさんに反発したり、振り回されたりしながら自分を見つめなおす人たちの物語です。まー、絶対和田アキ子さんに脳内変換されますよね。ピッタリだし。

お探し物は図書室まで

今日は、青山美智子さんの『お探し物は図書室まで』です。区民センターの奥にある図書室。そこの司書である小町さゆりさんが、人生に迷う人たちにふさわしい本を選びます。この小町さゆりさん、とーっても大きな方でベイマックスのような…って迫力あり過ぎ。彼女の物語を読みたくなったぐらい。(笑)

花咲小路二丁目中通りのアンパイア

今日は、小路幸也さんの『花咲小路二丁目中通りのアンパイア』です。花咲小路シリーズの第8弾なのですね。こちらも東京バンドワゴンシリーズと同じく、登場人物が多く、読み始めはえ、え、誰だっけ?となりましたが、思い出しました。ネットには花咲小路商店街のマップもあり、楽しいです。今回もなかなかのミステリーです。

たまごの旅人

今日は、近藤史恵さんの『たまごの旅人』です。子供の頃からの夢を叶え海外旅行の添乗員になった主人公、遥さん。しかし、わがままなお客さんに振り回されてばかり。遥さんも派遣社員です。

〈少子化が大変だと言いつつ、母親にだけ育児を担わせることをやめようとはしない。保育士の給料を上げることもしない。若者が不安定な働き方と安い収入に耐えていることも、知らんふりを続けている。〉ホントにそう。

やってられない月曜日

今日は、柴田よしきさんの『やってられない月曜日』です。大好きな『ワーキングガール・ウォーズ』の主人公翔子さんが、本作の主人公寧々さんの従妹として少しだけ登場します。わーい。もちろん大手出版社にコネ入社した寧々さんも魅力的です。いや、いろいろあるんですけど。

白鳥とコウモリ

今日は、東野圭吾さんの『白鳥とコウモリ』です。少し前に『架空犯』を読んだので、あらためて再読。最初の方は忘れてましたけど。(笑) 途中からはもう夢中です。再読なのにね。容疑者は早々に逮捕されますが、そこからが驚きの連続。再読ですが。(笑)