歌舞伎座の怪紳士

今日は、近藤史恵さんの『歌舞伎座の怪紳士』です。歌舞伎好きの近藤さんならではの、ミステリーです。勤めていた会社で理不尽な思いをして働けなくなった主人公が、祖母に頼まれてお芝居を見に行くうちにその楽しさに目覚め、そして少しずつ前を向けるようになる物語です。一度は歌舞伎を見たいものです。

風のベーコンサンド

今日は、柴田よしきさんの『風のベーコンサンド』と、続編の『草原のコック・オー・ヴァン』です。美味しさ、てんこ盛りです。モラハラ夫から逃げて、田舎でカフェを始めた主人公。冬の厳しさや田舎ならではの人間関係の大変さに悩みながらも、友人や新しい恋に出会って少しずつ幸せを掴んでいく物語です。

表紙もすてき。特に『風のベーコンサンド』は章ごとのイラストも良いんです。

アンマーとぼくら

今日は、有川ひろさんの『アンマーとぼくら』です。ファンタジーですね。アンマーは沖縄の言葉でお母さんのことです。ぼくら、は僕とぼくです。うふふ。心が締め付けられたりもしますが、読後感の良い物語です。泣けます。

ホテル・カイザリン

今日は、近藤史恵さんの『ホテル・カイザリン』です。短編集です。帯に〈気高く孤高な小説群。これが、近藤史恵。〉とあります。まさしく。怖いのやら、心がざわざわするのやら。

楽園ジューシー

今日は、坂木司さんの『楽園ジューシー』です。『ホテルジューシー』の姉弟本(だそう)です。でも『ホテルジューシー』よりちょっと重い感じ。沖縄のことも深く描かれています。主人公が最後の最後にやっと、前を向けるのも、ちょっとイラっとします。(笑) しっかりしなさいっ!って。

この表紙好きです。タコのアロハ。読めば、むふふ、です。