おひとりさま日和

今日は、アンソロジー『おひとりさま日和 ささやかな転機』です。以前出版された『おひとりさま日和』の続編です。

今私はおひとりさまじゃないけど、いつかなりますね。おそらく。この本を読むと不安が少なくなり、結構イイかも、と思えます。

ここだけのお金の使いかた

今日は、アミの会編の『ここだけのお金の使いかた』です。アンソロジーです。

タイトル通り、すべてお金にまつわるお話です。いろいろありますね。今回よかったのは、永嶋恵美さんの『廃課金兵は買い物依存症の夢を見るか?』でした。ぐいぐい読ませます。ぐいぐい。そういえば以前にも、永嶋恵美のお話が良かったと書いたと思います。ちょっと本格的に読んでみなくては。

注文の多い料理小説集

今日は、アンソロジー『注文の多い料理小説集』です。大好きな柴田よしきさんが入ってるのに、読んでいなかったみたいです。不覚。(笑)

柴田よしきさんの『どっしりふわふわ』は、これもまた愛読書の『風のベーコンサンド』の番外編でした。 しかも、なるほど!そういうことか!と驚くラスト。また本編が読みたくなりました。

あなたに謎と幸福を

今日は、ハートフル・ミステリー傑作選『あなたに謎と幸福を』です。好きな作家さんだらけのアンソロジーです。

近藤史恵さんの『割り切れないチョコレート』は、パ・マルシリーズで読んでいるのでおいといて、良かったのは宮部みゆきさんの『ドルネシアへようこそ』でした。速記者を目指す青年と駅の伝言板という組み合わせ。どちらも懐かしい響きです。いや、速記者はまだ現役でいらっしゃるでしょうが、国会の参院でも今後廃止されるようですね。若ーい頃、興味を持ったことがありますよ。ほほほ。

眠れぬ夜のご褒美

今日は、アンソロジー『眠れぬ夜のご褒美』です。近藤先生が書いてらっしゃるし、表紙をみただけでよだれが出そうですよね。ですが、〈眠れぬ夜の〉ですヨ。ちょっと不穏です。

近藤先生を除いて(私には別格ですので)、今回初めましての八木沢里志さんの『ペンション・ワケアッテの夜食』が良かったです。私もタクシーの運転手さんにダマされましたよ。最後までワケアッテ=訳あって、だと。面白かったです。そして全編お腹空きます。ぐぅ。

キッチンつれづれ

今日はアミの会最新刊『キッチンつれづれ』です。

好きな作家さんたちが書かれているのでいつも楽しみにしていますね。

近藤先生の『姉のジャム』は大好きな先生らしく、え?何?どうなるの?と、どんどん先を読みたくなるピリリとしたお話です。

今回よかったのは、永嶋恵美さん『お姉ちゃんの実験室』。永嶋さんは初見です。初めまして、です。お姉ちゃんのセリフに「料理好きには二通りいてね、食べてもらいたくて作るひとと、作りたくて作る人。私は自分が作りたくて作るだけだからね」とありました。

わかる!わかります!私も料理は好きじゃないし、センスもないけど、ネットで見た、テレビでやってた、Xで流れてた、五郎さんが食べてたとかで、よっしゃ作ってみようとなります。私は工作だと思っていたけど、実験だったのかーと嬉しくなりました。ほかの作品も読んでみたいと思います。

注:五郎さんは『孤独のグルメ』井之頭五郎さんです。好きなんです。五郎さんも松重さんも。