東京ハイダウェイ

今日は、古内一絵さんの『東京ハイダウェイ』です。ハイダウェイって?隠れ家のことのようです。作中にもありますが、私も東京って何をするにもお金がかかる、と思っていました。でも、美術館や科学館、公園など楽しめる場所がたくさんあるそうです。そこに、ハラスメントをからめて、ちょっと泣けます。

〈同じような問題を起こしても、若造は切り捨てられ、古狸は“ほとぼりが冷めるのを待って”のうのうと生きのびる。そんな現実にいつまでも甘んじていたら、どこまでいってもハラスメントの根本的な解決はない。〉まるで今の政治もそう。いや、あらゆる場面で、ですね。

最高のウェディングケーキの作り方

今日は、古内一絵さんの『最高のウェディングケーキの作り方』です。

以前に出版された『最高のアフタヌーンティーの作り方』、とてもよかったです。モデルとなった椿山荘ホテルに泊まって私もアフタヌーンティーをいただいてみたい!と真剣にネットで調べたほどです。ちょっと、いやかなりいいお値段ですけど。いつか行ってみたいです。

その、続編です。今回は少し重め。選択的夫婦別姓を軸にしながら、主人公や周りの人たちが少しずつ前に進むお話です。私も耳が痛いところもありました。

〈結婚の選択くらい、当事者二人の真の心で決めさせてほしい。これ以上、鋳型にはめるな。圧をかけるな。干渉するな。〉主人公のパートナー、達也の叫びです。