とにもかくにもごはん

今日は、小野寺史宜さんの『とにもかくにもごはん』です。子ども食堂をめぐるたった一日の出来事を描いた物語です。最後の回収が、ほぉぉぉ。なーるほどねー、と唸りました。超ほっこりです。

片見里荒川コネクション

今日も、小野寺史宣さんの『片見里荒川コネクション』です。寝坊して卒論を提出出来ず、内定も取り消されたおバカな大学生と後期高齢者になりたての老人との交流の物語です。出身がどちらも片見里村という共通点でめぐり合います。今回は悪いヤツも出てきます。珍しい、のでは?(笑) でも大学生と老人とその周囲の人たちはみんな魅力的。

まち

今日は、小野寺史宜さんの『まち』です。両親を早くに亡くし、祖父に育てられた主人公が高校卒業後に東京に出ます。アルバイトをしながら、自分の道を探す物語です。小野寺さんの小説に出てくる人物は、ほとんどとてもいい人ばかりです。なので、(なので?)目標を見つけた主人公の瞬一くんは、どうなったかなー、元気かなー、と読むたび思います。

夫妻集

今日は、小野寺史宜さんの『夫妻集』です。4組の夫婦が、それぞれ危機をどう乗り越えるか。新婚さんから熟年まで、いろんな危機を迎え、そして答えを出していきます。夫婦とは別にある小説家が出てきて、物語の中にさらに小説家が描く物語があったりして、斬新です。お決まりの(?)、小野寺さんならではの楽しみも。今回は“蜜葉ビール”と“春行”です。楽しいなぁ。嬉しいなぁ。

ホケツ!

今日は、小野寺史宜さんの『ホケツ!』です。

サッカー部の高校生のお話です。青春真っ盛りです。前半はサッカー用語(ポジションとか)が多くてちょっと、躓きますけど。でも舞台がみつば高校ですから、小野寺さんファンならどこかに知ってる人(他の作品の登場人物)が出て来ないかしら、とワクワクしますね。

うたう

今日は、小野寺史宜さんの『うたう』です。

学生時代にバンドを組んでいた4人が、卒業後、音楽をやめたり、諦めたりして葛藤するお話です。青春です。私は音痴で人前で歌うことはないけど、歌の上手い人は憧れます。時々YouTubeでスピッツとか歌います。誰にも聞かせません。(笑)

みつばの泉ちゃん

今日は、小野寺史宜さんの『みつばの泉ちゃん』です。タイトルからして好きな『みつばの郵便屋さん』の番外編と思っていましたが、ハイ、間違いなく。最初、9歳の女の子として登場したので誰のことかわからなかったのですが、あー、あー、あの泉さんね。アパートの階段で郵便屋さんとアイスクリーム食べた人ね、と。

『みつばの郵便屋さん』に出てくる泉さんは表裏のない気立てのいい、でもちょっと変わった脇役の女の子だったんですが、その泉さんの9歳から33歳までが描かれています。とても丁寧に。小野寺先生の、泉さんへの愛が感じられます。私もすごく好きになりました。そしてちょっと嫌なヤツである元カレも、ちゃんと描かれてました。あ、結構いいひとだったんだ。

また番外編が出るといいなぁ。

みつばの郵便屋さん

今日は、小野寺史宜さんの『みつばの郵便屋さん』です。図書館で見つけて再読です。シリーズものです。7巻。もちろん全部読んでます。持ってないけど。すいません。

主人公の郵便配達員の平本くんが、これ以上ないくらい、いい人なんです。いい人過ぎてもう応援するしかない。

このシリーズを読んでから、郵便屋さんを見かけると声をかけたくなります。「配達先の名前、全部覚えてるんですか?!」とか「『みつばの郵便屋さん』読んだりします?」とか。ま、聞きませんけど。(笑) 元気に「お世話様です」と言うのにとどめます。

しかも、小野寺さんの他の作品の中にも、この本の舞台みつば市が出てきたり、登場人物も重なったりして、発見すると嬉しくなるんですよ。まるで知り合いに出会ったみたいに。