風のベーコンサンド

今日は、柴田よしきさんの『風のベーコンサンド』と、続編の『草原のコック・オー・ヴァン』です。美味しさ、てんこ盛りです。モラハラ夫から逃げて、田舎でカフェを始めた主人公。冬の厳しさや田舎ならではの人間関係の大変さに悩みながらも、友人や新しい恋に出会って少しずつ幸せを掴んでいく物語です。

表紙もすてき。特に『風のベーコンサンド』は章ごとのイラストも良いんです。

ふたたびの虹

今日は、柴田よしきさんの『ふたたびの虹』です。小料理屋「ばんざい屋」に通う常連さんたちのミステリーです。ミステリーですが、女将の大人の恋愛もほっこりします。

やってられない月曜日

今日は、柴田よしきさんの『やってられない月曜日』です。大好きな『ワーキングガール・ウォーズ』の主人公翔子さんが、本作の主人公寧々さんの従妹として少しだけ登場します。わーい。もちろん大手出版社にコネ入社した寧々さんも魅力的です。いや、いろいろあるんですけど。

夢より短い旅の果て

今日は、柴田よしきさんの『夢より短い旅の果て』です。大好きで、私の遅いひとり旅デビューのきっかけになった一冊です。私も主人公と同じくオタクではない、ただの電車好きです。そんな鉄道路線満載にちょびっとミステリーが。

〈声が出ない。

 絶景だった。

 言葉にならない!

 こんな景色が、この国、日本にあるだなんて。〉

私の初めてのひとり旅となった氷見線を描いた章の一節です。行間たっぷり。臨場感満載。絶対、私も見たい!と思わせました。まー、実際には4月に入ってたし曇ってたし、見られなかったんですけど。でも現場に立ち、一節を思い出し、見た気になりましたよ!

そして、続編『愛より優しい旅の空』です。行方不明の叔父の足跡も見つけられました。前作より鉄分多めです。柴田さんご自身が乗り鉄ですし、その上蝶愛好家で、ヤクルトファンで。蝶、野球、そして鉄道。物語も面白いですが、柴田さんも存分に味わえる(?)作品です。

ぼくとユーレイの占いな日々

今日は、柴田よしきさんの『ぼくとユーレイの占いな日々』です。魅力的な登場人物が出てくる物語は、あら、彼(彼女)はどうしてるかな、元気かな、って感じで読み返したくなります。トカチくん、もとい石狩くんはまだ魔泉洞で働いているかしらん。この物語には、続編が出る予定だったらしいのですが、なかなか世の中はキビシイです。軽快でとっても面白いのに。残念。

迷うこころ

今日は、柴田よしきさんの『迷うこころ』です。お勝手のあんシリーズ第11弾です。表紙のあんちゃんがなんだか大人になってて、感慨深いです。自分のことを思い出すような下働きの女の子おせいちゃんが入ってきて、心配したり、先のことを考えてもやもやしたり。でも気づきます。〈何を焦っていたのだろう。おせいは、わたしではない。〉そう、誰も他の人の人生を決めることはできないのです。

あらたなる日々 

今日は、柴田よしきさんの『あらたなる日々』です。お勝手のあんシリーズ第10弾です。

女郎屋に売られそうなところを、旅籠の旦那さまに拾われ、お勝手で働くようになったあんちゃん。たぶん12歳くらいだったはず。それがもう二十歳ですって。下働きから今や、立派な女料理人になりました。これまでも、出会いや別れ、大災害などいろいろありました。これからのあんちゃんの人生がますます楽しみです。

桃色東京塔

今日は、柴田よしきさんの『桃色東京塔』です。好きな警察モノです。ですが、いろいろ葛藤を抱えるふたりの警察官のラブストーリーでもあり、とっても良いです。あのふたり、その後どうなったかなー。余韻を残すラストです。

ワーキングガール・ウォーズ

今日は、柴田よしきさんの『ワーキングガール・ウォーズ』です。愛読書です。私が柴田さんに出会ったきっかけの一冊です。図書館でタイトルに惹かれて。その後、刊行されてた本はほとんど読みました。RIKOシリーズ、花咲慎一郎シリーズなどなど、『ワーキングガール・ウォーズ』とはまた全然違う作品でドはまりしました。

仕事ができて、カッコよくて、でもちょっと拗らせてる37歳のキャリアウーマンのお話です。とにかくテンポが良くて、吹き出したり、グッときたり。

〈しょせん、会社も人間の集団のひとつであってどんなに教師が懸命になっても学校には虐めがつきものなのと同様、会社にも虐めや戦いは普遍的に存在しているのだ。それが人間が集まった場における自然法則であり、虐められてそこを去るか戦って生き残るかは、優劣の問題ではなく、生き方の問題だった。〉本文より。

初めて読んだときは、主人公の翔子さんと歳が近かったのですが、今は「がんばれ、翔子ちゃん!」と親戚の子を応援する気持ち、ですかね。翔子ちゃんの親戚が主人公の物語もあるんですよ。こちらも愛読書ですが、また後ほど。元気になれます。

新装版も出ていますが、私はコレ、好きです。