今日は、東野圭吾さんの『あなたが誰かを殺した』です。加賀恭一郎シリーズです。
読み始めるともう、立ち止まれません。思いもよらない人物が犯人で、ほぉーっと思ったのも束の間、もう一人の犯人が。タイトルの『あなたが誰かを殺した』というセリフもあります。ここで来るかー。ただただ面白いです。
今日は、東野圭吾さんの『あなたが誰かを殺した』です。加賀恭一郎シリーズです。
読み始めるともう、立ち止まれません。思いもよらない人物が犯人で、ほぉーっと思ったのも束の間、もう一人の犯人が。タイトルの『あなたが誰かを殺した』というセリフもあります。ここで来るかー。ただただ面白いです。
今日は、アンソロジー『注文の多い料理小説集』です。大好きな柴田よしきさんが入ってるのに、読んでいなかったみたいです。不覚。(笑)
柴田よしきさんの『どっしりふわふわ』は、これもまた愛読書の『風のベーコンサンド』の番外編でした。 しかも、なるほど!そういうことか!と驚くラスト。また本編が読みたくなりました。
今日は、伊吹有喜さんの『娘が巣立つ朝』です。
タイトルから想像すると、娘が結婚して家を出たあと、これからはふたりだねー、よろしくねー、と夫婦が向き合う物語かと………。
いやいや。これがなかなか、ハートフルとは言い難く。夫、妻、娘、それぞれの視点から描かれています。もちろん妻の気持ちが一番わかります。うちは違うけど。いや、まったく違うかというと、そうでなくたぶんどこの夫婦でもあるのだと思います。答えもきっとないのでしょう。
今日は、小路幸也さんの『キャント・バイ・ミー・ラブ』です。東京バンドワゴンシリーズの第19弾です。19弾って。スゴイですよね。
堀田家はもう私にとって親戚です。小学生だった研人くんが20歳になって、世界的ミュージシャンになって、驚くことに結婚までしちゃったんですから、親戚としては感慨深いです。(笑)
「結婚は、恋という艀から愛という船に乗り込み航海を始める旅だそうです。どの海を渡りどれほどの港に立ち寄るかは、共に乗り込んだその人と決めていく航海。そして最後に、人生でいちばん大きな別れに遭う港に辿り着くのだとか。その港で、最後に流す涙が幸せなものであることを、周りで共に生きていく人間は願うのみです。」一家を見守るサチさんの言葉です。
これぞ小路節です。いいですねー。また来年!
今日は、大山淳子さんの『猫弁と指輪物語』です。以前読んだ『あずかりやさん』シリーズが面白かったので、読んでみました。
『あずかりやさん』は、しっとりほっこりした雰囲気の物語だったんですが、こちらはツッコミどころ満載で全然違う面白さがありました。登場人物が多くてちょっと混乱したのは、シリーズ3巻目だったんですね。早速1巻を予約しましたよ。ちょっとハマりそう。
今日は、町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』です。本屋大賞に選ばれ、映画化もされました。
ネグレクト、虐待、トランスジェンダー、なかなか重い物語です。泣きます。最後がハッピーエンドというのではなく、現実的なところがとてもよかったです。
因みに、他のクジラが聞き取れない52ヘルツの周波数で鳴く世界に一頭だけのクジラが本当に存在したんだそうです。びっくり。
今日は、近藤史恵さんの『シャルロットの憂鬱』と『シャルロットのアルバイト』です。元警察犬のシェパードとともに日常の謎を解くコージーミステリーです。
私も以前ラブラドールを飼っていたので、大型犬が登場する物語は大好きです。大型犬は小型犬に吠えられると、おどおどするんです。飼ってない人にはなかなか理解されませんでしたね。とはいえ、私もシェパードに遭遇したら、一瞬身構えますね。(笑) 凛々しいからかな。でもこの物語を読むと、とっても可愛いのです。
今日は、ハートフル・ミステリー傑作選『あなたに謎と幸福を』です。好きな作家さんだらけのアンソロジーです。
近藤史恵さんの『割り切れないチョコレート』は、パ・マルシリーズで読んでいるのでおいといて、良かったのは宮部みゆきさんの『ドルネシアへようこそ』でした。速記者を目指す青年と駅の伝言板という組み合わせ。どちらも懐かしい響きです。いや、速記者はまだ現役でいらっしゃるでしょうが、国会の参院でも今後廃止されるようですね。若ーい頃、興味を持ったことがありますよ。ほほほ。
今日は、瀬尾まいこさんの『傑作はまだ』です。
引きこもりの作家の元に、養育費は払っていたけど一度も会ったことがない息子が転がりこんできます。なんだか設定が面白くて、この息子がまたイイ奴で、最上のほっこりです。
今日は、乃南アサさんの『鎖』です。大好きな作家さんの大好きな作品です。
何度も何度も読んでいます。最近は、ほっこりするものか美味しいモノが出てくるものを読むことが多いですが、これはクライムサスペンスというのだそうで、ドキドキ、ハラハラしまくりです。心も痛みます。
主人公の警察官、音道貴子が犯罪に巻き込まれて拉致されてしまいます。そのことが発覚する直前の滝沢さんのセリフ、「そんな奴じゃ、ないですよ」、これを聞きたくて読みます。『鎖』の前に出版された『凍える牙』のときの相棒である滝沢さんの言葉。ここでまず、泣く。
ここからがスゴイ。そんな簡単に解決しません。警察の地道な捜査を細かくこれでもかというほど丁寧に描かれています。
そしてクライマックス。貴子が「星野!」と叫ぶところで、号泣です。何度読んでもココ、号泣です。素晴らしいです。
だいぶ擦り切れてます。愛着の度合いがわかります。(笑)