みかんとひよどり

今日は、近藤史恵さんの『みかんとひよどり』です。腕はあるのにうまくいかないフレンチのシェフが、山で出会った猟師に接するうちに、未来が見えてくる物語です。

近藤さんの描かれる物語にはいつも、なにかしら気づかされることが出てきます。〈命から、適切に管理された肉になるまでに、多数の工程がある。ぼくをはじめ、多くの人はそのことをすっかり忘れて生きている。〉忘れているというより、見たくない、のですね私は。心します。

表紙もステキです。

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