今日も、小野寺史宣さんの『片見里荒川コネクション』です。寝坊して卒論を提出出来ず、内定も取り消されたおバカな大学生と後期高齢者になりたての老人との交流の物語です。出身がどちらも片見里村という共通点でめぐり合います。今回は悪いヤツも出てきます。珍しい、のでは?(笑) でも大学生と老人とその周囲の人たちはみんな魅力的。

今日も、小野寺史宣さんの『片見里荒川コネクション』です。寝坊して卒論を提出出来ず、内定も取り消されたおバカな大学生と後期高齢者になりたての老人との交流の物語です。出身がどちらも片見里村という共通点でめぐり合います。今回は悪いヤツも出てきます。珍しい、のでは?(笑) でも大学生と老人とその周囲の人たちはみんな魅力的。
今日は、小野寺史宜さんの『まち』です。両親を早くに亡くし、祖父に育てられた主人公が高校卒業後に東京に出ます。アルバイトをしながら、自分の道を探す物語です。小野寺さんの小説に出てくる人物は、ほとんどとてもいい人ばかりです。なので、(なので?)目標を見つけた主人公の瞬一くんは、どうなったかなー、元気かなー、と読むたび思います。
今日は、坂木司さんの『ホテルジューシー』です。那覇のゲストハウスにアルバイトにやってきた大学生、ヒロちゃん。しっかり者のヒロちゃんが沖縄のゆるさに翻弄される青春物語です。絶対沖縄に行きたくなる小説です。
今日は、原田ひ香さんの『まずはこれ食べて』です。タイトルは美味しそうなものがたくさん出てくる感じ。でもそれだけじゃなく、若くして起業した者たちの葛藤、そこに働く家政婦さんの秘密、無国籍問題、と中盤からは怒涛の展開です。面白い。
今日は、瀬尾まいこさんの『僕らのごはんは明日で待ってる』です。タイトルがちょっと、「?」ですよね。読めば、なるほど。ほんわかした中にピリリ。僕らにも、私にも、誰にも明日という日常はやってくる、というようなことかな。映画化もされましたね。
今日は、群ようこさんの『れんげ荘』です。母と折り合いが悪かったこと、広告代理店の仕事がハードだったことから、なんと45歳で早期退職し、家賃3万円のアパートで一人暮らしをすることに。梅雨時にはカビが、夏には蚊が発生し、冬は家の中に雪が降る(!)過酷さ。それでもささやかに生きる女性の物語です。アタシには無理ーーーーー!(笑)
今日は、西加奈子さんの『おまじない』です。タイトルのおまじないとは、人生の転機に勇気をくれる魔法の言葉です。いろいろなおまじないがある短編集です。面白いのやら、え、その後どうなったのかと気になるのやら。〈お前がお前やと思うお前が、そのお前だけが、お前やねん。〉イイですね。