最後の晩ごはん

今日は、椹野道流さんの『最後の晩ごはん⑦黒猫と揚げたてドーナツ』『最後の晩ごはん⑬閉ざした瞳とクリームソーダ』です。順番通りでなくても、十分楽しめるシリーズです。当然美味しいもの盛りだくさん。ときどき霊…。まー、眼鏡の付喪神がレギュラーですから。

今はちょっと、ついてないだけ

今日は、伊吹有喜さんの『今はちょっと、ついてないだけ』です。何度借りたか。そろそろお迎えしなくては。(笑) 映画化もされましたね。

若いころ、一時もてははやされものの、ブームが過ぎて忘れられ、あげくに連帯保証人として多額の借金。20年かけて返済し、目標を失った主人公が新たな道を歩みます。タイトルは主人公の母の言葉です。〈今はちょっと、ついてないだけ。そのうちいい運がやってくるよ。〉このおかあさんがいい味なんですよ。

風待荘へようこそ

今日は、近藤史恵さんの『風待荘へようこそ』です。“ほっこり”とは少し角度が違いますが、生きにくい世の中で女性に限らず誰しも、好きに生きていいんですよ、という物語です。舞台が京都というのも良かった。住んでたことあるので。そこはなんだか、ほっこり。

復讐屋 成海慶介の事件簿

今日は、原田ひ香さんの『復讐屋 成海慶介の事件簿』です。復讐?!しないんだな、これが。復讐したいという気持ちを、前に向かせる物語でした。連ドラにしてほしいな。主役は……私のイメージでは山ピーかしら。(笑)

いつも月夜

今日は、寺地はるなさんの『いつも月夜』です。若者たちやそう若くない人も、葛藤や悩みを抱えながら、街を歩く物語です。〈いつも月夜と米の飯〉ということわざがあるそうです。初めてしりました。飽きるということがない気楽な生活、という意味のよう。気楽な生活って難しいですよね。残念ながら書影を撮るのを忘れました。

荻窪シェアハウス小助川

今日は、小路幸也さんの『荻窪シェアハウス小助川』です。私が、小路さんにハマるきっかけになった本です。図書館で出会ったのですが、究極の“ほっこり”で、心にスーッと入る感じ。何コレ。それからが大変。当時で(たぶん10年くらい前)既にたくさんの著書があったので、片っ端から読みました。半年くらい小路さん塗れだったと思います。(笑)

余談ですが、ずいぶん愛されたようで本がもうくたくたです。もちろん私も何度も借りてます。お迎えしようと思ったのですが、もう本屋さんでは手に入らないんですよぉ。(涙)

マザー

今日は、乃南アサさんの『マザー』です。〈ほっこり〉と対極のざわざわ、ぞくぞく、です。私は母になったことがありませんが、昨今の女性は共働きし、子供の面倒を見て、学校の行事にも参加し、その上に“母”としての役割を果たさなければならないなんて。彼女たちの叫びが聞こえそうな物語です。それでも“母”も子供のころがあったし、“子供”もいつか“母”になる。永遠の課題でしょうか。

夜のお茶漬け

今日は、山口恵以子さんの『夜のお茶漬け 食堂のおばちゃん⑪』です。山口さんは以前からXで時折お見掛けしていました。いつもステキなお着物姿で。初めて寄った移動図書館で見つけて借りました。想像通り、美味しいものがてんこ盛り。知らない料理や食材もあったりして、楽しめました。

たまちゃんのおつかい便

今日は、森沢明夫さんの『たまちゃんのおつかい便』です。〈買い物弱者〉の存在を知り、大学を辞めて故郷で移動販売を始めた女の子のお話です。元気な女の子のお仕事物語と思いきや、怒涛の展開で家族愛に溢れて泣けます。

おでんオデッセイ

今日は、山本幸久さんの『おでんオデッセイ』です。オデッセイとは長い冒険旅行という意味だそうで、確かに!と思わせるおでんに纏わる物語です。おでんはあんまり好きじゃないんですけど、練り物は好きです。普段はスーパーでしか買わないけど、練り物屋さんの本格的な練り物を食べたくなりました。

余談ですが、練り物好きとして、Xで紀文さんをフォローしているれっきとした(?)のりふみんです。ふふふ。