今日は、アンソロジー『眠れぬ夜のご褒美』です。近藤先生が書いてらっしゃるし、表紙をみただけでよだれが出そうですよね。ですが、〈眠れぬ夜の〉ですヨ。ちょっと不穏です。
近藤先生を除いて(私には別格ですので)、今回初めましての八木沢里志さんの『ペンション・ワケアッテの夜食』が良かったです。私もタクシーの運転手さんにダマされましたよ。最後までワケアッテ=訳あって、だと。面白かったです。そして全編お腹空きます。ぐぅ。
今日は、アンソロジー『眠れぬ夜のご褒美』です。近藤先生が書いてらっしゃるし、表紙をみただけでよだれが出そうですよね。ですが、〈眠れぬ夜の〉ですヨ。ちょっと不穏です。
近藤先生を除いて(私には別格ですので)、今回初めましての八木沢里志さんの『ペンション・ワケアッテの夜食』が良かったです。私もタクシーの運転手さんにダマされましたよ。最後までワケアッテ=訳あって、だと。面白かったです。そして全編お腹空きます。ぐぅ。
今日は、大崎梢さんの『本バスめぐりん。』です。本が好き。なので本屋さんも好き。当然、図書館も大好きです。大崎さんは元書店員ということで本にまつわる物語をたくさん出されています。
とくにコレ。舞台は種川市の移動図書館。その周りで起きるちょっとしたミステリー。再読ですが、初めて読んだときに移動図書館を知りました。いや、知ってはいたけど、すごい田舎の町に走ってるイメージだったんですが、なんと我が街にも走っていました。歳を取って図書館に通えなくなったら、利用したいです。それまで頑張ってほしい。(他人事かー)
続編も出てます。まとめてお迎えしなくては。
今日は、椹野道流さんの『最後の晩ごはん』です。正確にいうと、第9弾の『海の花火とかき氷』です。図書館ではなかなかの人気で、順番通りには読めてないのですが、順番通りでなくても、面白いです。もちろん美味しいものが盛りだくさん。眼鏡が付喪神となって、主人公を支えるなんて!怪奇譚ですね。
椹野さんを知ったのは、1年ちょっと前。Xで、保護猫をアップしていらして、ちょうどその頃、また子猫を保護されて。フォローして読んでいたら、医師免許をお持ちで、学校で教えてらして、その上小説も書いてらっしゃる!と知りました。なんてすごい人なんだ!
その後出版された『祖母姫、ロンドンへ行く!』はとても楽しい本でした。しばらくスコーンにハマったほど。(笑) すごく多くの読者さんのスコーン画像が今もなお楽しめます。
今日は、原田ひ香さんの『まずはこれ食べて』です。
このタイトルで、この表紙、美味しいものがたくさん出てくるほっこりしたお話だろうと思いますよね。ところが、これがなかなかの人間模様で、深いです。
もちろん、美味しいものはたくさん出てきます。それは期待通り。はぁー、私も誰かに「まずはこれ食べて」と言ってほしい!
今日は、瀬尾まいこさんの『戸村飯店青春100連発』です。
もう、これでもかーという青春。青い!楽しい!私だって青春モノも読みます。でもなんでもいいってわけではなくて、瀬尾さんだからこそ、ですね。しかも、関西弁全開。コテコテ。だからこそ、余計に面白い。スルッと入る。
年子で見た目も性格も全く違う兄弟の、笑える青春小説です。
今日は、近藤史恵さんの『モップの精は旅に出る』です。大好きなシリーズです。ですが、旅に出てしまいました。帰ってきたけど。シリーズは終わってしまいました。寂しい。。。
若くて可愛くて、すんごいオシャレな清掃人・キリコが、裏でお掃除しているからこそわかる謎を解いていきます。ちょっと奇抜なオシャレな恰好でお掃除しているのを、突然目の当たりにする登場人物が毎回、ぎょっと驚くところがお楽しみです。
きっと今もどこかで、深夜のお掃除に励んでるキリコちゃん、元気かなー。
表紙がとってもかわいい。
今日は、小野寺史宜さんの『みつばの郵便屋さん』です。図書館で見つけて再読です。シリーズものです。7巻。もちろん全部読んでます。持ってないけど。すいません。
主人公の郵便配達員の平本くんが、これ以上ないくらい、いい人なんです。いい人過ぎてもう応援するしかない。
このシリーズを読んでから、郵便屋さんを見かけると声をかけたくなります。「配達先の名前、全部覚えてるんですか?!」とか「『みつばの郵便屋さん』読んだりします?」とか。ま、聞きませんけど。(笑) 元気に「お世話様です」と言うのにとどめます。
しかも、小野寺さんの他の作品の中にも、この本の舞台みつば市が出てきたり、登場人物も重なったりして、発見すると嬉しくなるんですよ。まるで知り合いに出会ったみたいに。
今日は、加納朋子さんの『月曜日の水玉模様』です。しゃきっとして仕事のデキる元気な明るいOLが出てくるお話、好きです。その昔私もOLだったんで。この本、最初の出版は1998年だったそうなので、ちょっといろいろ社会も変わっていますが、私には、よくわかるーと懐かしくさえ思えます。そして日常に起きる不思議な事件を鮮やかに解明します。
【たとえいくつになったところで、人の心が迷いやすいことに変わりはない。誰もがみな、雑踏の中の迷子なのだ。】
ほんと、私も未だに迷ってばかりです。
今日は、近藤史恵さんの『シフォン・リボン・シフォン』です。愛読書です。
わくわくするとか、ドキドキハラハラとかありません。近藤先生らしく心に刺さるトゲがたくさん。トゲトゲです。ジェンダーという問題は奥深くて悩ましいです。
それでも、カツを入れたいとき、背筋を伸ばしたいときに、ときどき自分をことを振り返るために読みます。私は誰かにトゲを指していないか、私の心にもトゲは刺さってないか。
気持ちが改まる一冊です。
今日は、柴田よしきさんの『桃色東京塔』です。好きな警察モノです。ですが、いろいろ葛藤を抱えるふたりの警察官のラブストーリーでもあり、とっても良いです。あのふたり、その後どうなったかなー。余韻を残すラストです。