こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。

今日は、標野凪さんの『こんな日は喫茶ドードーで雨宿り。』です。『今宵も喫茶ドードーのキッチンで。』の続編です。ちょっと不思議なおひとりさま専用カフェで、立ち寄った人が美味しいものを食べて、心がほぐれてゆく物語です。

〈立場が変われば考えも変わる。それは仕方のないことです。だから知らなかったことを知っていく、それが大切なんです〉

〈誰かのために生きるわけでは決してありません。でも生まれた以上は、命を全うするまでここに立ち続ける。それは生きていく者に与えられた使命ではないでしょうか〉もじゃもじゃ頭の店主、そろりさんの言葉です。

図書館のお夜食

今日は、原田ひ香さんの『図書館のお夜食』です。

お仕事系、しかも図書館、そして美味しいもの系、好きな要素がふんだんです。そりゃあ、面白いに決まってます。でも舞台の図書館が夜しか開いてないって、びっくり。食堂もあるんです。

ある高齢の司書さんが、以前のように熱中して身も心もすべてを捧げるようにして読むことができなくなったと。〈読めない、と気がついたのは六十歳になった頃だった。最初は認められなかった、というか気がつきさえしなかった。〉私の母が本が読めなくなったと言っていたのはこういうことか。私もいつか読めなくなるのか。ちょっとショックでした。

それでも最後にはいろいろな疑問が回収されて、面白かったです。

やっとこっかな

今日は、わたなべぽんさんの『やっとこっかな』です。

コミックでとても読みやすいです。ぽんさんの『やめてみた。』シリーズも好きです。『やっとこっかな』は、サブタイトル〈近い将来のためにちょっぴり備える〉というように、災害やコロナに対して物だけでなく、心も備えようというエッセイです。

夕闇通り商店街 純喫茶またたび

今日は、栗栖ひよ子さんの『純喫茶またたび』です。長いな、タイトル。ちょっと省略。(笑)

以前『夕闇通り商店街 コハク妖菓子店』を読みました。そのシリーズですね。えーっと、あやかし系ですかね。喫茶店のマスターが猫又だし。読後感は悪くないです。

52ヘルツのクジラたち

今日は、町田そのこさんの『52ヘルツのクジラたち』です。本屋大賞に選ばれ、映画化もされました。

ネグレクト、虐待、トランスジェンダー、なかなか重い物語です。泣きます。最後がハッピーエンドというのではなく、現実的なところがとてもよかったです。

因みに、他のクジラが聞き取れない52ヘルツの周波数で鳴く世界に一頭だけのクジラが本当に存在したんだそうです。びっくり。

舟を編む

今日は、三浦しをんさんの『舟を編む』です。本屋大賞受賞作で映画化もされ、ドラマ化もされましたね。見てないんですけど。

お仕事小説大好きなんですけど、これは全く知らない世界でした。辞書を作る編集部の物語です。辞書は学生のときはお世話になりましたが、ネットで調べるようになってからは遠くなりました。社会には人知れず努力や研究をされている方々がたくさんいらっしゃいますね。新たに辞書を作るということがこんなに長い年月と細かな作業が必要だとは、この物語を読まなければ一生知ることはなかったように思います。気が遠くなるようなお仕事です。良かったです。

ガリレオvs.メタルの魔術師

今日は、東野圭吾さんの『ガリレオvs.メタルの魔術師』です。読んでないかも?と思って借りましたが、ジュニア版でした。忘れているストーリーもあったので良かったです。

表紙からして、若い方向けに編集された作品ですね。(笑) 私の中では、というより読者の中ではもう完全に、ガリレオは福山雅治さんですね!

花火

読書はお休み。花火を見てきました。大好きなんです。あの音。心臓に響く音。飲み込まれそうに降ってくる光。いいですねー。でも昔と違って今は、観覧料が要りますね。仕方ありません。よかったです。いつか大曲の花火もみたいなー。

ハシビロコウのフドウ

今日は、南幅俊輔さん『ハシビロコウのフドウ』です。写真集なるものを初めて買いました。うふふ。

紀伊國屋梅田本店でポスター展示してあって、思わず手に取りました。同志にはなかなか出会いませんが、時々テレビでやったりするくらいですし、人気者ですよね。

フドウ君は松江にお住まいだそうですが、会いにいくにはちょっと遠いです。なので近くにお住いのハシビロコウさんに今度会いに行こうかな。

上野動物園から来たうちのハシビロコウさん

50歳からのごきげんひとり旅

今日は、山脇りこさんの『50歳からのごきげんひとり旅』です。

本屋さんで見かけたのだったか、ひとり旅2回の初級者としては、あら、読んでみたいと思い早速図書館で予約。少し待ちました。

山脇さん、初めまして、です。料理家さんだったのですね。存じあげず、読んでみたらなんと、ひとり旅指南だけでなく美味しいもの情報がたくさんあって、嬉しい、楽しい、あっという間に読みました。大当たりです。

山脇さんもビビリと書かれてますけど、私も相当ビビリなので、旅のコツや楽しみ方がとても参考になります。これから行きたいなーと思ってる旅先もあって、好みも似てる?なーんて。

お取り寄せシュトーレンや、竹のお箸などぜひ挑戦してみたいです。

この本は購入してぜひとも、私の本棚に。